106A11

羊水塞栓症について正しいのはどれか。
未破水例に多い。
播種性血管内凝固を伴う。
母体の予後は良好である。
産婦の下腹部は板状硬となる。
妊娠高血圧症候群に合併しやすい。

解答: b

106A11の解説

a  羊水塞栓症は破水後に羊水成分が母体血中に流入し、栓子を形成する疾患である。
b 正しい。羊水塞栓症では播種性血管内凝固を伴う。
c 母体死亡率は 50 ~ 90 %(文献により幅あり)とされ非常に予後が悪く、妊産婦死亡の原因の第1位である。
d 全身の血管閉塞による呼吸循環不全が主であり、下腹部は問題ない。
e 高齢出産や誘発分娩が原因となるが、妊娠高血圧症候群に合併しやすいということはない。

正答率:89%

テーマ:羊水塞栓症について

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