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105I33
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網膜に軟性白斑をきたすのはどれか。
2つ選べ
。
a
黄斑円孔
b
糖尿病網膜症
c
網膜中心動脈閉塞症
d
網膜中心静脈閉塞症
e
中心性漿液性脈絡網膜症
解答: b,d
105I33の解説
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軟性白斑は、網膜が虚血状態となり視神経線維が浮腫を起こした状態である。つまり、虚血状態となる病態の疾患を選ぶのだが、網膜中心動脈閉塞症では少し事情が異なるので注意。
a 網膜が牽引され黄斑部の網膜が欠損した状態。虚血にはならない。
b 正しい。高血糖によリ血管内皮が傷害され、閉塞し、虚血となる。軟性白斑は増殖前糖尿病網膜症である。
c 確かに虚血性の病変である。しかし、cherry red spotの機序を思い出してほしい。動脈の血流が途絶し、虚血に陥った網膜全体が浮腫を起こすため蒼白となり、相対的に黄斑部が赤くみえるというものである。つまり、網膜中心動脈閉塞症による浮腫は網膜全体であり少なくとも白斑にはならない。実際に浮腫を起こす層も異なる。
d 正しい。中心静脈の閉塞によリ毛細血管が破綻、血流が不足し虚血となる。動脈閉塞のように血流が完全に途絶するわけではなく、程度は部位によって異なる。よって軟性白斑は生じ得る。
e 黄斑部に限局性の漿液性網膜剥離をきたす。自然軽快することが多い。
正答率:83%
テーマ:網膜に軟性白斑をきたす疾患
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