105H27

気管支内視鏡検査を予約した患者が検査のために来院した。前回の外来診察時に検査の必要性について説明し患者から承諾を得ていた。その際の診療録を読み直したところ、その説明内容の記載の一部に不十分な箇所があるのに気が付いた。
対応として適切なのはどれか。
ただし、この医療機関では紙の診療録を使用している。
前回の外来受診日の記載内容の一部を修正液で消した後に書き直す。
前回の外来受診日の日付の箇所に追加して記載する。
検査日の日付の箇所に記載する。
付箋に記載し診療録に添付する。
診療録の追加記載はしない。

解答: c

105H27の解説

紙媒体の診療録にて、その説明内容の記載の一部に不十分な箇所があるのに気が付いた際の対応が問われている。
a 修正前の内容が確認できなくなってしまうため、紙の診療録に修正液を使用してはならない。
b 前回の外来受診日に記載してしまっては、不十分な箇所があった事実を隠滅してしまう恐れがある。
c 正しい。検査日の日付の箇所に、修正内容を記載する。
d 付箋は容易に剥がすことが出来るため、訂正方法としては不適である。
e 明らかな修正箇所がある場合、追加記載をするべきである。

正答率:79%

テーマ:診療録〈カルテ〉の記載不備を発見した際の対応

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