105D25

76歳の男性。黄疸を主訴に来院した。3日前に家族に皮膚の黄染を指摘されていた。3年前に唾液腺腫瘤を摘出した。飲酒は機会飲酒。意識は清明。身長168cm、体重57kg。体温36.4℃。呼吸数16/分。脈拍72/分、整。血圧126/82mmHg。眼球結膜に黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。肝・脾を触知しない。尿所見：蛋白（－）、糖1＋。血液所見：赤血球465万、Hb 14.1g/dL、Ht 45％、白血球8,100、血小板16万。血液生化学所見：血糖201mg/dL、HbA1c 6.7％（基準4.3～5.8）、総蛋白9.6g/dL、アルブミン4.6g/dL、尿素窒素19mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、総ビリルビン6.8mg/dL、AST 86U/L、ALT 78U/L、LD 540U/L（基準176～353）、ALP 1,230U/L（基準115～359）、Na 138mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 102mEq/L。免疫学所見：CRP 0.8mg/dL、抗核抗体陽性、IgG 3,890mg/dL（基準739～1,649）、IgA 118mg/dL（基準107～363）、IgM 132mg/dL（基準46～260）、CEA 2.8ng/mL（基準5以下）、CA 19-9 26U/mL（基準37以下）。腹部造影CT（A）と内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真〈ERCP〉（B、C）とを別に示す。
最も考えられるのはどれか。