新しく発売された抗菌薬Aの肺炎に対する治療効果を調べるために、新たに入院する肺炎患者を対象として、抗菌薬Aを投与した群(A群)と既存の抗菌薬Bを投与した群(B群)とに割り付けて、治療効果を入院期間で比較検討した。得られた結果を表に示す。
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A群 |
B群 |
P値 |
対象者数 |
198人 |
201人 |
入院期間(平均) |
8.1日 |
9.6日 |
0.036 |
この結果の解釈について正しいのはどれか。
A群はB群に比べて入院期間が平均で3.6%短い。
A群の入院期間の平均値の誤差は3.6%以内である。
A群の方がB群よりも入院期間が短くなる確率は3.6%である。
A群の96.4%の患者は入院期間がB群の平均入院期間よりも短い。
A群とB群とで入院期間に差がないのに、誤って差があるとする確率は3.6%である。