105A6

原発開放隅角緑内障で病初期からみられるのはどれか。
眼痛
視力低下
角膜浮腫
虹彩萎縮
傍中心暗点

解答: e

105A6の解説

緑内障の本態は眼圧と脳脊髄圧の不均衡による篩状板の構造変化による視神経の障害である。
a これは急性閉塞隅角緑内障の所見。前房が狭い場合、なんらかの原因で隅角の閉塞が生じ、房水循環が滞り高眼圧となったときに生じる。
b 初期にはみられない(気がつかない)ことが多い。
c 高眼圧(30mmHg〜)の際に角膜上皮が浮腫を起こし一時的に角膜が混濁する。急性閉塞隅角緑内障の所見である。
d 炎症後や術中の虹彩損傷があると虹彩萎縮となり、虹彩の色がやや薄くなる。
e 正しい。傍中心暗点とは、マリオット盲点に近い位置の暗点でありブエルム暗点やザイデル暗点がこれに含まれる。

正答率:72%

テーマ:原発性開放隅角緑内障の初期症状

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