105A11

肺癌の縦隔リンパ節転移によって起こる症候はどれか。
血胸
頻脈
散瞳
胸やけ
顔面浮腫

解答: e

105A11の解説

a 肺癌によって出血することはあるがリンパ節自体は出血を起こさない。
b リンパ節腫大だけでは頻脈を起こさない。
c Pancoast症候群により縮瞳をきたすことがあるが、散瞳しない。
d リンパ節腫大により食道を圧排し食道狭窄をきたすことがあるが、胸やけの原因とはならない。
e 正しい。腫大したリンパ節が上大静脈を圧排し、上肢と顔面、頸部の浮腫を起こす。上大静脈症候群と呼ばれる病態だ。

正答率:80%

テーマ:肺癌の縦隔リンパ節転移による症状

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