104H36

この患者に対する説明として適切なのはどれか。
「緊急の降圧治療が必要です」
「拡張期血圧が正常なので問題ありません」
「80歳を超えた人の中では平均的な血圧です」
「1年以内に合併症を起こす可能性は5割以上です」
「80歳を超えても治療によって心臓や脳の合併症を予防できます」

解答: e

104H36の解説

II度高血圧を呈した高齢者への説明。
a 高血圧に対する介入は必要だが、緊急性は低い。
b 収縮期血圧が高いことが問題だ。拡張期血圧だけで議論はできない。
c 平均的ではない。II度高血圧の基準を満たしている。
d 「合併症」という表現は曖昧であり、一概に割合を述べることはできないが、代表的合併症である脳血管障害は1年で3%程度とされる。そのため、他の合併症を考慮に入れたとしても「5割」という表現は多すぎる。
e 正しい。何歳であっても降圧治療によって心臓や脳の合併症を予防することができる。

正答率:95%

テーマ:【長文2/2】高血圧の説明

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし