22歳の男性。自宅に引きこもっていることを心配した両親に伴われて来院した。大学在学中の21歳時に、「監視されている」と被害的になり幻聴に従った行動をとるようになったため6か月入院した。退院後、医療機関を受診しないで半年自宅に引きこもっている。大学は休学している。身長173cm、体重68kg。会話は成立するが、感情の抑揚に乏しく意欲発動性に欠ける。神経学的所見、血液所見、血液生化学所見、脳波および頭部単純CTに異常を認めない。
心理・社会的接近として適切でないのはどれか。
デイケアに導入する。
生活技能訓練を通じて社会復帰を図る。
精神疾患の心理教育プログラムに患者を参加させる。
精神疾患の心理教育プログラムに家族を参加させる。
大学への復学のために知的障害者更生施設を利用する。