104F2

既に告知済みの終末期のがん患者から「先生、もうだめなんでしょうか」と尋ねられた。
対応として適切なのはどれか。
「今忙しいので後にして下さい」
「そう考えるのはよしましょう」
「そう思えてきてしまうのですよね」
「がんばらないとだめですよ」
「大丈夫、よくなりますよ」

解答: c

104F2の解説

a 逃避的態度であり、好ましくない。
b 現実を直視させない発言であり、これも一種の逃避的態度である。
c 正しい。共感的態度であり、少なくとも選択肢の中ではこれしか選べない。
d 情報が少なく何とも言えないが、一般に弱気になっている終末期のがん患者は抑うつ傾向にある可能性が高く、励ましは禁忌となる。
e よくなる可能性は低く、このような根拠のない保証をするのは好ましくない。

正答率:98%

テーマ:末期患者の質問への対応

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