55歳の女性。高血圧管理のための定期診察で来院した。診察後、「同居している80歳の義母の物忘れがひどくなり、日中のパートの仕事に安心して出かけられなくなりました。この状況を改善するために、よい助言はありませんか」と相談を受けた。3か月前に、義母がコンロの火を消し忘れたことがあって以来、台所仕事をさせないようにしている。最近では「今日の日付がわからない」、「財布をどこに置いたかわからない」と訴えることが増えているという。
相談者に対する対応として適切でないのはどれか。
「療養病床を持つ医療機関を紹介します」
「認知症の専門医に相談してからお返事します」
「お義母さんの日中の見守りを頼める人を探してください」
「介護保険の要介護認定が受けられる状態か診察しましょう」
「地域包括支援センターで生活機能評価を受けさせてください」