104B44

37歳の初産婦。妊娠26週時に交通事故で腹部を打撲し、常位胎盤早期剥離をきたした。緊急帝王切開を行い800 gの男児を娩出したが、児は生後9日に多臓器不全のため死亡した。
この事例について正しいのはどれか。2つ選べ
周産期死亡として扱われる。
新生児死亡として扱われる。
乳児死亡として扱われる。
出産育児一時金は給付されない。
産後の休業は認められない。

解答: b,c

104B44の解説

緊急帝王切開を行い男児を娩出したが、児は生後9日に多臓器不全のため死亡した。
a 周産期死亡とは、妊娠22週以降の死産と生後1週未満の児の死亡である。
b 正しい。生後28日未満の児の死亡であり、新生児死亡である。
c 正しい。生後1歳未満の児の死亡であり、乳児死亡である。
d 出産育児一時金は、妊娠4か月以上で出産した場合に給付されるため、本例でも適応となる。
e 胎児の生死に関わらず出産は終了しており、産後8週の休業は認められる。

正答率:61%

テーマ:生後9日で死亡した男児の扱い

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし