104B40

15歳の女子。左下腹部痛を主訴に来院した。体温38.6℃。脈拍80/分、整。血圧110/60 mmHg。性器出血はない。月経が1週間遅れている。腹部は全体に膨満し、左下腹部に圧痛を認める。
まず行う検査はどれか。
腹部エックス線撮影
Douglas窩穿刺
腹腔鏡検査
妊娠反応
造影CT

解答: d

104B40の解説

左下腹部痛を訴える15歳の女子である。月経が1週間遅れており、腹部は全体に膨満し、左下腹部に圧痛を認める。腹痛の鑑別をすべきであるが、まずは妊娠の有無を確認するのが定石であろう。
a 腹部エックス線撮影にて得られる所見もあるが、妊娠反応後でも遅くはない。
b Douglas窩穿刺は妊娠反応陽性後に腹腔内出血を疑う際に行う。
c・e 妊娠している可能性もあり、妊娠を確認する前に行ってはならない。
d 正しい。女性の腹痛で月経周期が遅れている場合、まず妊娠反応検査を行うべきである。

正答率:96%

テーマ:妊娠が疑われる女性に対する検査

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