104A57

1か月の乳児。項部の紅斑を主訴に来院した。在胎39週3日、正常頭位分娩で出生した。身長52cm、体重3,900g。紅斑は出生時から認めていた。活気があり哺乳も良好である。項部の写真を別に示す。
母親への説明として適切なのはどれか。
「苺状に隆起します」
「レーザー療法を行います」
「ほとんどが自然に消えます」
「新生児の10 %にみられます」
「出血しやすいので注意しましょう」

解答: c

104A57の解説

1か月乳児の項部の紅斑。画像一発だ。ウンナ母斑の診断。
a イチゴ状血管腫についての説明。
b △。難治性のケースではレーザー療法を行うこともある。
c 正しい。ほとんどが自然に消える。一部難治性のものもあるので、「ほとんどが」と少し言葉を濁してあるのがポイント。
d 文献にもよるが、30%程度とされる(値まで覚える必要はないだろう;消去法でいこう)。
e 単純性血管腫の1つではあるが、特に出血はしない。

正答率:89%

テーマ:ウンナ母斑の母親への説明

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