103H38

吸入療法を開始したが十分な改善が得られなかったため、経口薬を追加投与することとした。
この経口薬を長期間投与した場合の合併症で頻度が低いのはどれか。
白内障
肺炎
糖尿病
骨粗鬆症
ネフローゼ症候群

解答: e

103H38の解説

「吸入療法を開始した」とのことで、必修ブロックということもあり、出題者は気管支喘息を想定していたのかもしれない。むろん、本問だけの情報から確定診断は困難だが、ここでは状況設定をシンプルにすべく、気管支喘息とさしあたり考えておこう。吸入療法で改善が得られない場合は、副腎皮質ステロイドの内服を行う。ステロイドの長期間投与による副作用を問う問題。
a 白内障は合併症の一つ。
b 免疫低下により肺炎などの感染症を発症することがある。
c 糖尿病の合併やもともと糖尿病に罹患している人のコントロール増悪をみる。
d 骨密度の低下により骨粗鬆症を合併することがある。
e 誤り。ネフローゼ症候群の治療に副腎皮質ステロイドを用いる。

正答率:79%

テーマ:【長文2/2】ステロイドの副作用

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