103E44

65歳の女性。自宅のトイレ内で便器に座ったまま、意識不明の状態で家族に発見され搬入された。到着時、すでに心肺停止状態であった。既往症と通院歴とに特記すべきことはない。画像診断と諸検査とによって大動脈解離による心タンポナーデと診断し、搬入1時間後に死亡を確認した。
担当医として取るべき行動はどれか。
警察署に届け出る。
保健所に届け出る。
市町村保健センターに届け出る。
死亡診断書を発行する。
死体検案書を発行する。

解答: d

103E44の解説

心肺停止の状態で発見された65歳の女性。大動脈解離による心タンポナーデと診断され、搬入1時間後に死亡を確認した。
a 診断は確定しており異状死ではないため、警察署への届出は不要。
b・c 内因死に関する届け出先としては不適である。
d 正しい。明らかな内因死であり、死亡診断書を発行する。
e 異状死ではないため、死体検案書の発行とはならない。

正答率:76%

テーマ:心タンポナーデによる死亡事故への対応

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