103E39

Swan-Ganzカテーテル検査で測定できないのはどれか。
心拍出量
肺動脈圧
左室駆出率
中心静脈圧
肺動脈楔入圧

解答: c

103E39の解説

Swan-Ganzカテーテルは、大腿静脈や内頸静脈からアプローチし右心系の血行動態を把握するカテーテルである。
a 熱希釈法では、カテーテルの先端から10cm手前の穴から冷水を注入し、先端の温度センサーで血液温度低下度を測定することで心拍出量を計算することができる。
b・d 上記の通り右心系の圧は全て測定できる。
c 誤り。左室駆出率の測定は動脈からアプローチした左心系のカテーテル(左室造影検査)または心エコーにて測定できる。
e カテーテルにあるバルーンを肺動脈内にて拡張することにより、その先は左房圧と同等となる。これが肺動脈楔入圧として測定でき、右心系のカテーテルだが左房圧は測定できることが特徴である。

正答率:80%

テーマ:Swan-Ganzカテーテル検査で測定するもの

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