103D60

髄膜瘤で誤っているのはどれか。
発生頻度は出生250に対して1である。
葉酸摂取量と関連がある。
母体血清中AFPが上昇する。
脳室拡大は出生前診断の糸口になる。
分娩は帝王切開が望ましい。
排尿・排便障害の合併頻度が高い。
出生後早期の手術が必要である。

解答: a

103D60の解説

a 誤り。発生頻度は出生5,000~10,000に対して1である。
b 妊娠中の葉酸欠乏が原因となる。
c 妊娠中に、母体血清中AFPが上昇する。
d 水頭症などの脳室拡大像は髄膜瘤を疑う上で重要である。
e 経腟では瘤が引っ掛かり神経障害が悪化する恐れがあるため、分娩は帝王切開が望ましい。
f 排尿・排便障害の合併頻度が高く、将来は排尿訓練が必要となる。
g 生後 48 時間 以内に閉鎖術を行う。

正答率:70%

テーマ:髄膜瘤について

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