103C14

失神発作を起こしにくいのはどれか。
起立性低血圧
大動脈弁狭窄症
僧帽弁閉鎖不全症
洞機能不全症候群
肥大型閉塞性心筋症

解答: c

103C14の解説

a 起立時に血管収縮がうまくできず脳血流が低下する。失神を起こしうる。
b 大動脈弁狭窄症の進行により大動脈圧が低下し失神を起こしうる。
c 誤り。僧帽弁閉鎖不全症により左心不全症状が出現しうるが失神は起こさない。
d 洞不全症候群では十分な心拍数を維持できず心拍出量が低下する。脳血流の低下により失神を起こしうる。Adams-Stokes発作という。
e 肥大型閉塞性心筋症で左室流出路が狭窄されている場合は大動脈弁狭窄症同様に失神を呈する。予後規定因子である。

正答率:90%

テーマ:失神発作をきたす疾患

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