103C13

脊髄病変の高位診断で髄節障害を判定する指標として重要なのはどれか。
腱反射
筋緊張
運動失調
深部感覚
足底反射

解答: a

103C13の解説

「脊髄病変の高位診断で髄節障害を判定」という日本語がそもそも難しい。分かりやすく噛み砕いて口語的に換言すれば「脊髄がやられました。C1やTh12、L3といった呼び方で言うとどのレベルが障害されているか確認したいです。どうやって調べるのがベストでしょう?」ということ。
a 正しい。障害レベルに応じた腱反射が分かっており(例:膝蓋腱反射はL4)、1つ1つ確認していけばよい。
b 筋緊張は亢進か減弱か、しか分からない。上位運動ニューロンか下位運動ニューロンか、の鑑別はできても、障害レベルまでは分からない。
c・d 後索障害で運動失調や深部感覚障害をみることがあるも、これらは有無しか分からないため、障害レベルの判定まではできない。
e 「足底反射」という用語はBabinski反射を意味するものとここでは解釈する。すると、bと同じ議論となる。

正答率:78%

テーマ:脊髄病変の局在を診断する上で有用な検査

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