102I55

77歳の男性。頭痛を主訴に来院した。2か月前、飲酒後、自宅の浴室で転倒した。最近、歩行時に左足を引きずるようになった。意識は清明。左上下肢の筋力低下と深部腱反射亢進とを認める。頭部単純CTを別に示す。
治療として最も適切なのはどれか。
穿頭ドレナージ
脳室ドレナージ
脳槽ドレナージ
嚢胞ドレナージ
膿瘍ドレナージ

解答: a

102I55の解説

高齢男性が自宅の浴室で転倒した2か月後に頭痛を訴えて来院している。歩行障害、錐体路症状がみられている。画像より慢性硬膜下血腫の診断。
a 正しい。慢性硬膜下血腫には穿頭ドレナージが有効。
b 脳室ドレナージは一部の水頭症に有効。
c 脳槽ドレナージは一部のくも膜下出血〈SAH〉に有効。
d 嚢胞ドレナージは嚢胞の存在下に有効。
e 膿瘍ドレナージは膿瘍の存在下に有効。

正答率:99%

テーマ:慢性硬膜下血腫の治療

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