102I49

70歳の男性。歩行時の転倒を主訴に来院した。4年前から歩行が遅くなり、安静時に右手の震えが出現した。家人から表情の乏しさを指摘された。最近、歩行開始時に足がすくんで転倒するようになった。
みられるのはどれか。2つ選べ
固縮
運動麻痺
感覚鈍麻
姿勢反射障害
小脳性運動失調

解答: a,d

102I49の解説

高齢男性に歩行障害、手の震え(片側性かつ安静時に出現している)、仮面様顔貌がみられている。Parkinson病が最も考えやすい。
a 正しい。固縮は仮面様顔貌の原因となる。Parkinson病の主徴である。
b・c・e Parkinson病は錐体外路の障害を呈する病態であり、運動麻痺や感覚鈍麻、小脳性運動失調はみられない。
d 正しい。姿勢反射障害は歩行障害の原因となる。Parkinson病の主徴である。

正答率:90%

テーマ:Parkinson病の症状

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