102H29

35歳の女性。前胸部痛を主訴に来院した。1か月前から毎日2、3時間、前胸部に何となく重苦しい感じが続いていた。全身倦怠感を認めたが、不眠はなかった。症状に関して確認し、さらに患者の考えを聞いたところ、「最近いろいろストレスも多いので・・・」と話した。
これに続く医師の発言として適切なのはどれか。
「それは問題ないと思います」
「ストレスが原因だと思います」
「お仕事はストレスになりますか」
「ほかに原因として心当たりはありますか」
「よろしければもう少し詳しく教えていただけますか」

解答: e

102H29の解説

a ストレスが原因となって生ずる前胸部痛もある。
b とはいえ、ストレスが原因と断ずるのも早計だ。
c 必ずしも誤っている発言ではないが、ストレスの原因を仕事に限定してしまう必要はない。
d これも誤っているとは言い切れないが、患者が話しかけている最中に遮って話題転換するのは強引に思える。
e 正しい。患者の発言を促す表現であり、選択肢の中では最も適切と考えられる。

正答率:100%

テーマ:「ストレスが多い」と訴える患者への医師の発言

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