102G66

最も考えられるのはどれか。(編注:現在では小児自閉症とAsperger症候群はまとめて自閉症スペクトラム障害〈ASD〉と称され、両者を区別する意義は乏しい。本問は出題時のままbとdの選択肢を一応残しておいたが、参考問題程度の扱いとしてほしい)
行為障害
小児自閉症
統合失調症
Asperger症候群
注意欠陥多動性障害〈ADHD〉

解答: d

102G66の解説

a DSM-5からは素行障害と称される。反社会的、攻撃的、また反抗的な行動パターンが出現する病態。
b 従来の定義によれば、小児自閉症では知能発達の遅れがみられる。そのため、本患者には適さない。
c 統合失調症では妄想や幻覚が出現する。
d 正しい。従来の定義によれば、広汎性発達障害のうち知能発達の遅れがみられないものをAsperger症候群と称した。出題時点では本選択肢が正解であるが、現在は自閉症スペクトラム障害〈ASD〉として一括りにまとめて押さえてしまってよい。
e 注意欠陥多動性障害〈ADHD〉では多動性、衝動性、不注意がみられる。
100A5の類題。

正答率:94%

テーマ:【長文3/3】自閉症スペクトラム障害〈ASD〉の診断

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