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102E5
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正しいのはどれか。(編注:選択肢eは出題時「精巣性女性化症候群」であったが、現在は「アンドロゲン不応症」と呼ぶため、変更した)
a
X染色体上に精巣決定因子が存在する。
b
Klinefelter症候群では血中LHが低値である。
c
テストステロンは二次性徴の発現に必要である。
d
精巣内のSertoli細胞がテストステロンを分泌する。
e
アンドロゲン不応症では血中テストステロンが低値である。
解答: c
102E5の解説
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a 未分化な生殖線原基に対して作用し精巣への分化を促進する因子である。基本的に哺乳類は雌型へ分化するようプログラムされているが、そこにY染色体上の因子が作用することで雄型化する。よって、精巣決定因子はY染色体上に存在する。
b Klinefelter症候群は2つ以上のX染色体と1つ以上のY染色体を併せ持つ染色体異常であり、Y染色体があるため外見は男性となる。精巣発達が悪く、テストステロンが低値となる一方でLHやFSHは正常〜高値をしめす。
c 正しい。テストステロンは男性の二次性徴を発現させるホルモンである。
d テストステロンを分泌するのはLeydig細胞である。Sertori細胞はFSHに刺激されて精子の成熟を促進する。
e 遺伝子型は雄型のXYであるが、アンドロゲン受容体が働かないため雄型への性分化が障害される疾患である。テストステロンは高値で、LH・FSHも高値となる。
正答率:82%
テーマ:泌尿器の生理について
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