102E41

身元不明の中年男性。公園のベンチで意識がもうろうとしていたため搬入された。体温37.5℃。脈拍52/分、整。血圧170/110mmHg。外傷はなく、画像診断および各種検査の結果、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血と診断され、治療が施されたが、来院3時間後に死亡が確認された。
対応として適切なのはどれか。
保健所に通報する。
死体検案書を交付する。
死亡診断書を交付する。
司法解剖の依頼をする。
警察に遺体を引き渡す。

解答: c

102E41の解説

公園のベンチで意識がもうろうとしていた身元不明の中年男性が、くも膜下出血により死亡した際の対応について問われている。
a 食中毒などではないため、保健所への通報は不要。
b・e 死因は病死であり、異状死ではない。
c 正しい。脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血と診断されており、死亡診断書を交付する。
d 犯罪の可能性はなく、司法解剖は不適である。

正答率:77%

テーマ:くも膜下出血〈SAH〉と診断されて死亡した身元不明患者への対応

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