102E23

創傷の肉芽形成で増えるのはどれか。2つ選べ
泡沫細胞
脂肪細胞
線維芽細胞
横紋筋細胞
血管内皮細胞

解答: c,e

102E23の解説

創傷の治癒過程には炎症期→修復〈増殖〉期→再生〈成熟〉期の3段階がある。このうち、肉芽形成は修復 〈増殖〉期に該当する。
a 泡沫細胞は炎症期に増加する。
b 一部の筋ジストロフィーなど、喪失部を脂肪で置換する代償反応が生体に存在する。が、一般に創傷治癒では脂肪細胞増加はみられない。
c 正しい。線維芽細胞が増加し、繊維成分を増生する。
d 筋が損傷したケースでは横紋筋細胞が増加することもあるが、本問で問われているのは「肉芽形成において増加する細胞」である。横紋筋細胞と肉芽とは直接の関係がない。
e 正しい。血管内皮細胞が増加し、脈管形成を担う。
※骨折についての問題であるが、103E68も参考になる。

正答率:83%

テーマ:創傷の肉芽形成で増える細胞

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