29歳の女性。不安と不眠とを主訴に来院した。2年前に結婚した。それまで優しく見えた夫は家庭内ではちょっとしたことで激昂し、しばしば殴られ体中があざだらけになった。とうとう耐え切れず、半年前から別居している。しかし、別居後も別居前の生活を思い出して寝付けず、酒と睡眠薬とに頼るようになった。最近、夫が自分の職場に出入りする可能性が生じた。それを知って以来、体重が激減し、睡眠薬の量が増えてきた。電話の音にびくっとし、仕事に出る気力もなくなった。入院を希望している。
入院治療にあたり考慮すべき法律はどれか。2つ選べ。
生活保護法
労働安全衛生法
麻薬及び向精神薬取締法
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律〈DV法〉