101D34

このような発作を起こしにくい状況はどれか。
咳嗽
排尿
嘔吐
運動
疼痛

解答: d

101D34の解説

a Valsalva手技と同様に胸腔内圧を上昇させることで、迷走神経刺激となり、失神をきたすことがある。
b 排尿は排便と同じく、副交感刺激を優位にさせることから失神をきたすことがある。
c 嘔吐も胸腔内圧を上昇させ、迷走神経刺激となり、失神をきたすことがある。
d 誤り。運動時は交感神経優位となっているため、迷走神経反射による失神はきたさない。運動時の失神はQT延長症候群による不整脈や大動脈弁狭窄症、閉塞性肥大型心筋症といった器質的疾患を疑う。
e 疼痛は迷走神経反射を誘発させることがある。臨床でも点滴直後に失神する症例は散見される。

正答率:73%

テーマ:【長文2/2】血管迷走神経反射〈VVR〉をきたしやすい状況

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