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101D15
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36歳の男性。急に出現した頭痛と右眼瞼下垂とを主訴に来院した。意識は清明。右瞳孔は左より大きく対光反射は消失している。
最も考えられるのはどれか。
a
片頭痛
b
脳梗塞
c
脳出血
d
緊張型頭痛
e
くも膜下出血
解答: e
101D15の解説
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若年男性に急に出現した頭痛と右眼瞼下垂。右瞳孔の散大と対光反射消失がみられており、右動眼神経障害が考えやすい。与えられた情報が少なすぎる印象は否めず、不適切問題となった。
a 片頭痛は機能的頭痛に分類され、動眼神経障害はみられない。
b △。脳梗塞では錐体路障害により片麻痺がみられることが多い。頭痛と右眼のみの症状を呈することは稀。
c △。脳出血で動眼神経が選択的に障害されるケースでは、中脳を中心とした脳幹出血であることを意味する。が、その場合、b同様、もっと広範かつ重篤な症状がみられるはずであり、臨床像が合致しない。
d 緊張型頭痛もa同様、機能的頭痛に分類され、動眼神経障害はみられない。
e 正しい。くも膜下出血〈SAH〉の臨床像に矛盾しない。SAHでは動眼神経が障害されやすいことは記憶にとどめておきたい。
※b・cも完全には否定できない。不適切問題となって然るべきな出題。
正答率:63%
テーマ:くも膜下出血〈SAH〉の診断
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