101A42

53歳の女性。朝からものが二重に見えることを主訴に来院した。意識は清明。右眼瞼下垂と右眼球運動障害とを認める。頭部単純MRIのT1強調像(A)とT2強調像(B)とを別に示す。
診断の確定に必要なのはどれか。
生検
筋電図
血管造影
ホルモン定量
ポジトロンエミッション断層撮影〈PET〉

解答: c

101A42の解説

中年女性の複視。右眼瞼下垂と右眼球運動障害とを認めており、画像にその原因を求めることとなる。A, Bともに右内頸動脈瘤が指摘できる。
a 動脈瘤を生検しては大量出血し、生命の危機となる。確実な禁忌。
b 筋の異常が関連する病態にて有効。
c 正しい。血管造影にて動脈瘤をより詳細に評価可能。
d ホルモンの異常が関連する病態にて有効。
e 悪性腫瘍の転移などを考えた際に有効。

正答率:70%

テーマ:両側内頸動脈瘤の検査

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