100I24

60歳の女性。1か月前からの左舌縁の疼痛を主訴に来院した。舌の左辺縁部の潰瘍から少量の出血があり周囲に硬結を触れる。擦過細胞診では扁平上皮癌であった。頸部にリンパ節腫脹はない。舌の写真を別に示す。
治療として適切でないのはどれか。
レーザー手術
舌部分切除術
放射線外照射
密封小線源治療
放射性同位元素〈RI〉内用療法

解答: e

100I24の解説

扁平上皮癌であり、放射線治療が第一選択である。
a 癌を切除する際、レーザーを用いることがある。
b 限局性の小さな癌であれば舌も含めて部分切除を行う。
c dの内照射が特に有効であるが、第一選択として外照射も行われる。
d 病変部に、放射線が放出されるような針を埋め込み、内側から放射線を当てる。内照射という。
e 誤り。甲状腺癌がヨード取り込みを行うことを利用した方法である。甲状腺癌以外では行われない。

正答率:66%

テーマ:舌癌の治療

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