100F25

42歳の男性。就寝中に出現する前胸部痛を主訴に来院した。日中には自覚症状はない。安静時心電図に異常を認めないが、ホルター心電図では、症状出現時に一致してST上昇を認めた。
発作を誘発するのはどれか。2つ選べ
酸素
過食
過換気
α受容体遮断薬
アセチルコリン

解答: c,e

100F25の解説

就寝中に出現する前胸部痛を主訴とする42歳男性。日中には自覚症状はない。ホルター心電図では、症状出現時に一致してST上昇を認めており、冠攣縮性狭心症(異型狭心症)の診断である。
a 酸素で発作は誘発されない。
b 過食で発作は誘発されない。
c・e 正しい。過換気やアセチルコリン負荷は冠攣縮を誘発する。
d α受容体遮断薬では発作は誘発されない。β受容体遮断薬は発作が誘発されるため投与は禁忌である。

正答率:71%

テーマ:冠攣縮性狭心症〈異型狭心症〉の発作の誘発因子

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