100D19

2歳の男児。ボタン型電池を誤飲し来院した。頸胸部エックス線単純写真で食道入口部に電池が停留しているのを確認した。
適切な処置はどれか。
経鼻栄養チューブ挿入
内視鏡下摘出
頸部切開手術
気管切開術
経過観察

解答: b

100D19の解説

ボタン型電池を誤飲した2歳の男児。頸胸部エックス線単純写真で食道入口部に電池が停留している。
a 経鼻栄養チューブを挿入しても電池を取り出さないことには意味がない。
b 正しい。ボタン電池は粘膜を損傷し食道穿孔の恐れがあるため、内視鏡による摘出を行う。
c・d これらは侵襲が大きすぎる。迅速に対応でき、侵襲の低い内視鏡により摘出する。
e 食道穿孔のリスクがあるため、経過観察は禁忌。

正答率:95%

テーマ:ボタン型電池誤飲への処置

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