100A48

25歳の女性。頭痛を主訴に来院した。15歳ころから月に1回程度の頻度で、片側の拍動性頭痛がみられ、半日で軽快していた。頭痛直前に視覚障害があり、頭痛時に嘔吐を伴い光がまぶしく感じるという。来院時、頭痛はなく、意識は清明である。身体所見と神経学的所見とに異常はない。
最も考えられるのはどれか。
片頭痛
群発頭痛
緊張型頭痛
三叉神経痛
くも膜下出血

解答: a

100A48の解説

若年女性の頭痛。片側性、拍動性、視覚障害、光過敏、といったキーワードより片頭痛の診断は容易。
a 正しい。上記の通り。
b 群発頭痛であれば眼球の奥がえぐられるような痛みをみる。
c 緊張型頭痛であれば頭が全周性に締め付けられるような痛みをみる。
d 三叉神経痛であれば三叉神経領域に沿った痛みをみる。
e くも膜下出血であればバットで殴られたかのような突発する痛みをみる。月1回程度の反復はありえない。

正答率:98%

テーマ:片頭痛の診断

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