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100A33
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3か月の乳児。嘔吐と不機嫌とを主訴に来院した。右鼠径部に鶏卵大の固い腫瘤を触知し、この部分を押すと大きな声で泣く。この腫瘤の超音波検査では、腸管と思われる構造を認めた。
まず行うのはどれか。
a
用手還納
b
緊急手術
c
腫瘤の穿刺
d
抗菌薬の投与
e
グリセリン浣腸
解答: aまたはb
100A33の解説
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右鼠径部に腫瘤を触知し、押すと啼泣する。超音波では腸管らしき構造を認めているため、右外鼠径ヘルニアを考える。
a △。記載から色調変化を認めておらず、記載としては「押すと大きな声で泣く」のみであり、これをもって絞扼があるか判断するのは難しい。まず用手還納を試みる余地はゼロではないため、解答した受験者が多かったのだろう。
b 正しい。嘔吐や押すと大きな声で泣くため嵌頓の可能性はあり、緊急手術の適応である。
c 腸管穿孔のリスクのため禁忌である。
d 抗菌薬の投与は周術期において投与するとは思うが、まず行うべき治療ではない。
e グリセリン浣腸により嵌頓部で穿孔する恐れがある。
※出題者の意図した正答はbと思われるが、aも正答として公表された。
正答率:92%
テーマ:鼠径ヘルニア嵌頓にまず行うこと
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