症候の違いでみると、経過の長さでしょうか。急性心筋炎は急激に数日単位で心不全徴候が現れます。一方拡張型心筋症は心電図異常を何年も前から指摘され、月単位で徐々にむくみが出て労作時呼吸困難が出て。。。というように経過します。
エコーの違いとしては、どちらも低心機能ですが、急性心筋炎が左室が浮腫状となるのに対して、拡張型心筋症は菲薄化します。また、数日で心機能が改善することも急性心筋炎でのみ認められる所見です。
トロポニンTも急性心筋炎でのみ陽性となります。
心電図は双方多彩な所見を呈し、急性心筋炎は低電位を示すことが有名です。
お答えになっていれば幸いです。
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