こんにちは。選択肢eに関する質問をお願いします。
IgA腎症の予後因子が「血清Cr」「血圧」「尿蛋白」であることは覚えていたのですが、この選択肢やmedu4.com内の解説のように「尿蛋白や血圧が(全ての)慢性糸球体腎炎の予後因子になるか?」と問われると自信を持って正答を選ぶことが出来ませんでした。
そこで質問なのですが
①全ての慢性糸球体腎炎の予後因子が「血清Cr」「血圧」「尿蛋白」である
②全ての慢性糸球体腎炎に共通する予後因子は「血圧」「尿蛋白」であり、その中でもIgA腎症は「血清Cr」も予後因子になる
のどちらの認識を持っていれば良いでしょうか?
また、恥ずかしながら私は「慢性糸球体腎炎」という概念にあまり馴染みがありません。強いて言うなら「IgA腎症が原因として最多である」「透析導入理由の2位である」という疫学的な知識しか持っておらず、極端に言えば「慢性糸球体腎炎=(経過が長い)IgA腎症」という認識でした。
国試レベルに限っても、さすがに「慢性糸球体腎炎=(経過が長い)IgA腎症」という認識はマズイでしょうか?皮肉にもその認識であれば本問は悩むことなく解けてしまいます。
低レベルな質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
なんか難しく考えすぎな気がします。
「全てで当てはまるかどうか?」「100%絶対に言い尽くしているか?」という完璧主義を貫くと、勉強が大変になる割に得点につながらず、趣味として楽しみの一環として知識を増やしたい人を除き、コスパが悪い勉強法なので推奨されません。「気持ち悪いけど60〜80%くらいの理解で満足して次に行くか」がベスト。
①「尿蛋白や血圧が(全ての)慢性糸球体腎炎の予後因子になるか?」
↑ここで「全ての」を補う必要はないです。一般問題で出題されている以上、(原則として)もともと「全ての」と書いていない場合、1つでも予後因子になれば題意を満たすはずで、仰せのようにIgA腎症だけ例として考えれば詰みです。
②「そこで質問なのですが〜①②〜のどちらの認識を持っていれば良いでしょうか?」
↑これはガイドライン次第ですので、調べてみないとわからないです。興味があれば調べてみるとよいと思いますが、それを知ったから何になるかというわけでもなく、単純に覚えるべきどうでもよい知識を増やすだけなので、たぶん時間の無駄だと思います。
③「慢性糸球体腎炎=(経過が長い)IgA腎症」という認識はマズイでしょうか?
↑不正確ですが、まぁ悪くはないと思います。
ただ、そういう認識をする必然性もなくて、「慢性糸球体腎炎」→「慢性経過で糸球体を首座とした炎症が起こっている状態」→「腎機能は低下してCr↑」&「蛋白バリアやられて尿蛋白↑」&「除水しづらくなって血圧↑」と導けばよいと思います。
その上で、「では血尿は?」「では補体価は?」といったプラスアルファを覚えたがる方もいますが、それは②と同じ議論であり、ガイドライン類を細かく見ていけば答えが出てくるでしょうが、その作業をしてもあまり意味がないかな、といった感じです。
速やかなご回答ありがとうございます。
①「尿蛋白や血圧が(全ての)慢性糸球体腎炎の予後因子になるか?」
↑ここで「全ての」を補う必要はないです。一般問題で出題されている以上、(原則として)もともと「全ての」と書いていない場合、1つでも予後因子になれば題意を満たすはずで、仰せのようにIgA腎症だけ例として考えれば詰みです。
↑上記の説明で非常にスッキリしました。
解法テクニック的に考えると、仮に選択肢eが誤答肢であれば(最大派閥である)IgA腎症において矛盾となってしまうので不適切問題になってしまい、「本当に全ての慢性糸球体腎炎において尿蛋白が予後因子になるのか?」を考えるまでもなく正答肢になるということですね。
先生が仰るようにガイドライン内の細かい記載を覚えていく作業はほとんど得点に繋がらないと思われるので、現段階ではmedu4のテキストに記載されている内容を覚えることを優先させようと思います。ありがとうございました。
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