平素は大変お世話になっております。
選択肢の選び方について、確認を致したく投稿させて頂きます。
most likely をANとすることについては異論の余地はないのかと思うのですが、
そのほかの鑑別には、腫瘍やIBDなどを上げ、それらとの鑑別のための月経周期の確認という理解でよろしいでしょうか?
過食症を鑑別に入れている場合、月経周期よりも食欲を確認すべきと考えたのですが、
過食症の場合はこのような派手な体重減少はないので鑑別から外したのでしょうか?
精神科の問題としては過食症を鑑別に上げるのは自然な流れかとも思い、実際の受験生としての考え方をご教授いただければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
今回の問題は『体重減少の鑑別診断に必要な情報で最も重要なのはどれか。』と問われていますが文意は『一番疑わしい神経性食思不振症の診断に最も重要なのはどれか。』なのでdを選びます。あまり『鑑別』という言葉には拘らなくていいと思います。
(bも選びたくなりますが神経性食思不振症は食欲の低下で痩せるというより拒食などの食行動の異常に走ることで痩せることが特徴の疾患なので『食欲低下』は診断に有用ではなく選びません。)
過食症に関しては過食のエピソードがないこと、おっしゃるように体重が軽すぎること国試的には積極的には鑑別に上げないと思います。
コメントありがとうございます。
もう一度ガイドラインなどを確認したところ、DSMにおいては、DSM5への改定(この問題が出題された次の年に改定されたようです)にあたり無月経の項目が削除されているようです。
ですので、現在無月経について問う意義はないのかと思いますが、当時はあったのだろうと考えます。
また、現在の基準と照らし合わせても、食欲があってもなくても、拒食になっているのが重要な疾患であると思いますので、Bは正答にならないかとも思います。(ですので、練習問題としてはやや不適切でしょうか…)
お時間を頂き恐縮です。先生の今後のご検討をお祈り申し上げます。
参考:https://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000583.html
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