WHVPについて

テキスト2.10のWHVPについての質問です。
WHVPの説明で、「手前の圧は上がるけど、その後の圧は関係ない」とのことでしたが、手前が閉塞していたら後は’’ちょろちょろ’’としか流れず圧は下がる(WHVPは下がる)気がするのですが、納得が出来ません。腎動脈も閉塞したらその先’’ちょろちょろ’’としか出ず圧が下がるからRAAが亢進とかいった今までの説明と矛盾していると思います。
納得させてもらえると幸いです。

回答4件

  • 空間を共有していたら、基本的に圧は同じになります。
    つまり、狭窄の後は大循環系とつながっているわけで、そちらと圧は同じになると考えればよいと思います。
     
    むろん狭窄部位とチョロチョロで空間を共有しているかもしれませんが、文字通りチョロチョロなのでV=RIの議論でIが低いため、Vも低下傾向に。ここでプラマイ帳消しになるイメージでしょうか。
     
    レニン分泌刺激は講義やテキストにもあるように、あくまで「腎血流量の低下」ですので、圧の議論とは分けて考えるとスッキリするはずです。

  • 回答ありがとうございます。概ね理解できました。
    狭窄の後のV(血圧)の低下をマイナス、狭窄の前をプラスということかと推察しますが、それが’プラマイ帳消しになる’というのが何のことを仰っているのか理解できませんでした。教えて頂けると幸いです。

  • 「空間を共有していたら、基本的に圧は同じになる」という前提で回答をしたので、「狭窄部位と狭窄後の部位も少しは空間を共有してるじゃないか!」という、さらなる質問を予想しました。なので、その質問を抱えた場合への回答を先に書いておいた形です。

    なので、基本気にしなくてOKですが、意図を簡単に説明すると;
     ・狭窄の手前→せきとめられているから、血流は大
     ・狭窄の後→チョロチョロなので、血流が小
    よって、たとえ狭窄の前後で圧が均衡する、という前提でも、V(圧)=R(抵抗)×I(血流量)という法則に則れば、I(血流量)が小さい以上、結果的に狭窄後は圧は高くならないよ、ということです。
     
    むろん各種パラメーターは同調して動いているので、圧だけを切り取ったり、血流だけを切り取ったり、といういわゆる数学における「一文字固定」は医学においては不正確なことも多いのですが、特定の現象を理解しやすくするためには役に立つことが多く、今回はそのモデルの1つを説明しています。

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