解決済 110E1 泌尿器科

腎移植の急性拒絶反応と慢性拒絶反応

急性拒絶反応→1週〜3ヶ月以内に生じるレシピエントのリンパ球による細胞障害性反応
慢性拒絶反応→3ヶ月以降に生じるレシピエントMHC class Iに対する抗体産生による液性免疫障害性反応

という病態理解でしたが、急性拒絶反応においてMHC class IIに対する抗体(110E1の解説参照)は病態に関与しているのでしょうか?class IIは抗原提示細胞に発現しており、抗MHC class IIが存在しても、腎実質組織(尿細管、間質、糸球体、血管)には障害性が生じないと考えました。それとも、抗原提示細胞の障害によりサイトカインなどの免疫系活性化に寄与しているということでしょうか?詳しい方、ご教授お願いします。

回答2件

  • Janeway免疫生物学を参考に調べてみました。
    拒絶反応には、大まかに
    ①ドナー組織片にいるAPCがレシピエントのT細胞を活性化(直接同種認識)
    ②レシピエントのAPCがドナーの移植片ペプチドを抗原提示し、レシピエントのT細胞を活性化(間接同種認識)
    の2つがあります。そのうち主に①が急性拒絶反応に、②が慢性拒絶反応に関わっているそうです。
    特に①では、DANNYさんのおっしゃるようにドナーMHC分子を直接認識する細胞障害性T細胞のみが移植片を直接攻撃するそうです。

    この①と②ではどちらもMHC classⅠ, Ⅱが提示に使われるそうですが、相互関係が分かっておらず完全に分けて考えることは難しそうです。

    また②ですが、DANNYさんのおっしゃるように移植片へ浸潤したT細胞が非自己抗原に対する抗体産生を促す他、サイトカインやケモカインを分泌して炎症性血管障害を引き起こすことが病態だそうです。

  • ご意見いただきありがとうございますm(_ _)m

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 110E1

    腎移植の急性拒絶反応で正しいのはどれか。
    • a 血小板が減少する。
    • b 移植腎が腫大する。
    • c 移植腎の血流が上昇する。
    • d 移植後6時間以内に起きる。
    • e ドナーのClass I抗原に対するレシピエントの抗体が関与する。
  • 関連トピック

    なし