この問題の答えがどうしてcになるのかわかりません。
解説の通り、検査前確率を20%とすると検査後確率は検査A→11%、検査B→71%となります。
この場合、検査後確率は二つの平均をとるのでしょうか。
よろしくお願いします。
この問題は検査A、検査B両方行っているという問題だと思います。
検査Aは陰性で検査Bは陽性であった場合の検査後確率は
検査Aの陰性尤度比:(1-感度)/特異度=1/1.9
検査Bの陽性尤度比:感度/(1-特異度)=10
それぞれかけると
10×1/1.9≒5.26>1 よって検査前オッズが0でない限り、検査後オッズは検査前オッズより大きくなる
以上よりこの問題では、検査前と比較した検査後の疾患を有する確率は大きくなる(c)が正解となります。
フォロー外から失礼します。
この問題の検査Aと検査Bは独立した検査であると考える(2つの異なる検査といってあるので)と、ベイズの定理を用いることが可能になります。
ベイズの定理では、先に行った検査の検査後確率を次に行う検査の検査前確率として用いることかできます。
上記の質問であるように別々の検査後確率を求める必要はなく、連続したものとして計算できるので、2つの検査後確率の平均をとらなくてもよいと考えます。
以下に問題の計算をしてみたものです。(申し訳ないのですが、3.5倍増加になっていません。わかる方がいましたら僕にも教えてください。)
(検査前確率を20%とした場合)
検査Aの陰性尤度比=(1-特異度)/感度=10/19 ―――①
検査Bの陽性尤度比=特異度/(1-感度)=10 ―――②
検査前オッズ=検査前確率/(1-検査前確率)=1/4 ―――③
①~③より
検査後オッズ=検査Aの陰性尤度比×検査Bの陽性尤度比×検査前オッズ
=100/76 ―――④
④より
検査後確率=検査後オッズ/(1+検査後オッズ)
=100/176
≒56.8%
したがって、検査前確率を20%とした場合の検査後確率は56.8%となり、検査前と比較した検査後の疾患を有する確率は大きくなる □
すでに議論されたあとですが、結局のところ、感度50%の検査は偽陰性の数もかなり多いため、Aで陰性でも信頼性に欠けるが、特異度95%の検査は偽陽性が限りなく少ないため、Bで陽性であればかなりその信頼性は高く、検査後確率も高くなる、という解釈でよろしいのでしょうか?
なるほど、確かにこの設定に限定した話になってしまっていました。
素直に尤度比を計算しようと思います、ありがとうございました!
陰性尤度比は偽陰性/特異度であり、低いほうがいいですよね。
陽性尤度比は感度/偽陽性であり、高いほうがいいですよね。
それを掛け合わせて、その値が高いほうがその疾患らしいというのがちょっと腑に落ちないのですが、、。
ログインするとコメントを投稿することができます。