紅斑は湿疹三角に含まれるので、表皮の炎症と理解しています。
しかしながら、sweet病は真皮、滲出性紅斑は真皮、結節性紅斑は皮下脂肪組織、SJSは表皮 が炎症の主座となり、どうも納得がいきません。
どの様に理解するのがスマートでしょうか?
よろしくお願いいたします。
そうなんですよね、各種教科書的には「湿疹=表皮の炎症」とのことなのですが、僕もしっくり来てないところです。
日本語の語義通り、「wetな発疹」の総称、と考えたほうが納得するかもです。
早速のご返信ありがとうございます。
難しいですね。。。 湿疹=表皮とあまり固執しすぎない様にします
私も同じような疑問を持ちこのフォーラムにたどり着きました。
現在も「wetな発疹」の総称として考えた方が良いのでしょうか、もし良い理解の仕方があればどなたか回答お願いします。
湿疹とは、病理組織学的には表皮の炎症が特徴的ではあるものの、総合的には表皮と真皮の変化によって起こっている広い疾患概念、と理解しています。
また紅斑は、真皮乳頭および乳頭下層での血管拡張、充血により生じる紅色の斑であり、湿疹“でも”現れるのではないでしょうか。
紅斑は湿疹をベースにしてのみ起こる固有の発疹ではなく一症状であり、その他に挙げられた疾患もそれぞれ教科書的な炎症の首座は違えど連続している組織なので、真皮の血管が拡張して紅斑が現れる、と考えています。
また、2018年度版の新しい皮膚科学では目次を見るとChap.2とChap.3はそれぞれ湿疹と関連してるように見えますが、アトピー性皮膚炎と接触皮膚炎以降(Chap.2.4〜)は湿疹とは関係ない別の分類として道具箱を整理しました。
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