解決済 105G48 16.耳鼻咽喉科

ティンパノグラム(インピーダンスオージオメトリ)の鑑別

この問題における患者の疾患は画像所見等より滲出性中耳炎であることは分かりました。その上で、ティンパノグラムの型を判断する問題なのですが、答えがなぜeに絞れるのかがいまいちわかりません。この問題は耳鼻咽頭科のテキストの臨床像にも採用されている問題で、穂澄先生が解説してくださっており、滲出性中耳炎では中耳内が陰圧になり、液体が貯留することなども分かりました。ただ、中耳内が陰圧であるという条件からのみでは、dとeの2つの答えを絞りきる事が出来ないのではないかと思います。確かにテキストには滲出性中耳炎=ティンパノグラム B型と記載してありましたが、他の教科書等を参考にすると、ティンパノグラムはB型かC型であると記載しているものが多かったです。軽度の滲出性中耳炎では、C型を示すことがあり、今回の症例では画像所見的に、浸出液が大量にたまっており、割と重度であるので、ティンパノグラムB型になるという事なのでしょうか。お手数ですが、御解答のほどよろしくお願いします。

回答1件

  • 仰せの通り、重症度が高いと思われますので、eを選択することとなります。
    また、試験本番では(たとえ設問文に「最も」などの表現がない場合でも)多くの受験生が選んでくるであろう最も確かと思われる選択肢を選ぶべきであり、得点を確保する観点からはあえてdを選ぶ必然性に欠けるかと存じます。

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 105G48

    5歳の女児。耳が聴こえにくいことを心配した母親に伴われて来院した。3か月前に感冒に罹患した。数週前からテレビの音を大きくし、呼びかけに応答しないことがしばしばあった。鼓膜写真を別に示す。
    この患者のインピーダンスオージオメトリの型はどれか。
  • 関連トピック

    なし