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高安動脈炎との鑑別について

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新しい内科外科①腎 2017 p38 問題47について。同趣旨の質問が投稿されていないため質問させていただきます。

本問において、選択肢aの大動脈炎症候群を除外する根拠はなんでしょうか。

若年女性の高血圧+画像上腎動脈の狭窄を認めるため、線維筋性異形成か高安動脈炎が鑑別に上がると思います。

画像ではstring and beads sign が認められないので、すぐに線維筋性異形成を選ぶのは難しいと思われます。

長期間の不明熱や上肢症状の記載がない事や頸部血管の雑音がないことから高安動脈炎らしくないと判断するのでしょうか。

皆様がどのように本問を解いているか知りたいです。回答よろしくお願いします。

回答3件

  • 高安動脈炎と線維筋性異形成は,腎動脈の閉塞部位で鑑別できます.
    この問題の画像では中遠位部に共作が見られるので線維筋性異形成と考えられます.
    高安動脈炎ならもっと体幹寄りだと思います.
    また,高安動脈炎なら両側の腎に現れやすいので,片側性の今回は線維筋性異形成の方が考えやすいです.

  • ご回答ありがとうございます。
    腎動脈の狭窄部位での判断されているのですね。
    大変勉強になりました。参考にさせていただきます。

  • 調べてみましたが、タクサン様の言う通り、腎性高血圧を呈する高安動脈炎では多くが近接する大動脈の狭窄をともなう腎動脈起始部の狭窄が見られ、線維筋性異形成では腎動脈中遠位部の病変が認められるとのことでした。
    高安動脈炎の腎動脈病変が両側性に多いという記述はUptodateや論文等を探しても見つけられませんでしたので、一般的な事実ではないかもしれません。
    いずれにせよ大変勉強になりました。今後とも宜しくお願いします。

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