解決済 103H14 24.公衆衛生

国民医療費のGDP比について

お世話になっております。
国民医療費のGDP比について質問です。
あたらしい公衆衛生Chapter.5.4 国民医療費の説明の際、先生は国民医療費対GDP比が2015年には3位となった、という説明をされておりました。
さらに、順位を上げた理由として、計算方法が変わったとも説明されておりました。
調べてみたところ、この推計を出したOECDにおける「保険医療支出」というものは介護費用などが含まれており、厚生労働省における「国民医療費」とは別のものと解釈できます。
したがって、テキストp.88における最後の丸ポチの文章「2013年まで日本の『国民医療費』の対国内総生産(GDP)比は先進国で・・・」は、OECDにおける「保険医療支出」のことであると考えます。
『国民医療費』という書き方ではOECDにおける「保険医療支出」なのか、厚生労働省における「国民医療費」なのか、混乱してしまいました。そのため、不適切な表現だと考えます。

そして、103H14の問題文における『国民医療費』を、OECDにおける「保険医療支出」のことと解釈すると正答にeを含めることとなりますが、cの選択肢と矛盾してしまうことになるのですが、みなさんの考えはいかがでしょうか。
よろしくお願いいたします。

回答2件

  • これ掘り下げるとややこしいですね。
    そもそも旧基準でも国民医療費だけでなく介護保険サービスのうち、訪問看護、訪問・通所リハビリテーショ
    ン、介護老人保健施設、介護療養型医療施設(介護療養病床)等を計上していたようです。
    https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&url=http://www.jmari.med.or.jp/download/WP407.pdf&ved=2ahUKEwj36pCsvZfeAhULxbwKHZ3IDVkQFjACegQICBAB&usg=AOvVaw1ECU0wpgPG4eEh0lhb4nZB

    さらにいえば、いつ新基準を適応して計上したかも各国でバラバラのようです。
    よって
    日本の法律でいう国民医療費だけを切り取って対gdpで比較した順位が昔も今もそもそも存在しないように思います。
    問題文の国民医療費を保険医療支出と解釈していいかは議論が別れると思いますが、個人的には別のものと考えるべきだと思います。

    • 回答ありがとうございます。
      以前は、医療費問題といわれていながら実際そうでもないんだよ、という根拠になっていました。
      そんな中で、数年前の対GDP比の先進国における順位の急上昇は当時かなり話題になったみたいです。
      現在は6位と順位を落としていますが、ちぶそんさんの言う通り、基準の適応や計算方法が一定になっていないのが現状みたいですね。

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  • 問題参照 103H14

    我が国の国民医療費で正しいのはどれか。2つ選べ
    • a 年間50兆円を超える。
    • b 国民健康保険で給付される。
    • c 介護保険の費用も含まれる。
    • d 公費負担は50%以下である。
    • e 対GDP比はOECD諸国の中で上位にある。
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