解決済 102D52 01.腎

高血圧を認める糖尿病性腎症の治療

お世話になっております。
テキストでは高血圧を合併している場合カルシウム拮抗薬と少量のサイアザイド系利尿薬が有効とありました。
本問では高血圧も認めており、C降圧薬投与はダメなのでしょうか?
第一選択でACE阻害薬は納得いくのですが、Cが切りきれなくて戸惑いました。
お忙しいところ申し訳ございませんが、回答のほどよろしくお願いします。

回答2件

  • こちらのp244(7ページ中の5ページ目)をご参照ください。利尿薬を使わないわけではないのですが、第1選択ではありません。ワンベストを選ぶならbですね。それでも効果不良ならcもありでしょう。
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/104/2/104_240/_pdf

    ただし降圧利尿薬はインスリン抵抗性の悪化が懸念されます(骨格筋への血流量低下や低Kによる)ので、ひろやんこさんのおっしゃる通り「少量」投与になります。

  • 高血圧治療ガイドライン2019(https://www.jpnsh.jp/data/jsh2019/JSH2019_hp.pdf)
    p.125では
    ・糖尿病合併高血圧の降圧剤:ARB/ACEI、Ca拮抗薬、少量サイアザイド
    ・微量アルブミン尿/蛋白尿を合併する場合:ARB/ACEI
    と記載されています。

    p.126図7-1がわかりやすいと思います。

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  • 問題参照 102D52

    45歳の女性。健康診査で尿の異常と高血圧とを指摘され来院した。22歳での第一子出産時には尿の異常は指摘されていなかった。身長156cm、体重66kg。脈拍72/分、整。血圧158/96mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。浮腫は認めない。尿所見:蛋白2+、糖1+。血液所見:赤血球452万、Hb13.0g/dL、Ht39%、白血球6,800、血小板21万。血液生化学所見:空腹時血糖140mg/dL、HbA1c 8.0%(基準4.3~5.8)、総蛋白7.0g/dL、アルブミン3.6g/dL、尿素窒素8.0mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL。腎生検PAS染色標本を別に示す。
    治療として適切なのはどれか。
    • a 血漿交換
    • b ACE阻害薬投与
    • c 降圧利尿薬投与
    • d シクロホスファミド投与
    • e 副腎皮質ステロイド薬投与
  • 関連トピック

    なし