平素よりお世話になっております。
回数別の問題について穂澄先生の見解を伺いたいです。
全体平均が85%以上とれているにもかかわらず95%以上の正答率の問題を落としてしまうのはなぜなのでしょうか?
先生の総評を見る限り90%以上の正答率の問題は年々増えており114回では244問(244/400なので61%)と高く、89~75%の問題は67問(16.75%)となっており(合計すると77.75%)、一般に平均80%以上の結果がでた受験生は95%以上の正答率の問題は確実にほぼすべて取れていると考えておりました。
このことについて大学の友人とも議題に挙げ考えた結果としては、自分にとって苦手、或いは理解が異なりボリューム層と異なる解き方をしているのではないか?また、誰しも凡ミスやその場の雰囲気、疲労感などで失点をしてしまっており40%ほどの問題でも確率的にも拾い上げる結果80%前後の成績になり合格を目標とする受験生がその現状で定常状態にあるのが原因であるのと同時に完璧主義に徹するあまりに95%問題をとれなかったという印象が強く残ったのが原因ではないか(95%問題の総失点数的には低い)という結論に至っております。
先生の意見を伺いたいです。
ご返答のほどよろしくお願いします。
>誰しも凡ミスやその場の雰囲気、疲労感などで失点をしてしまっており40%ほどの問題でも確率的にも拾い上げる結果80%前後の成績になり合格を目標とする受験生がその現状で定常状態にあるのが原因であるのと同時に完璧主義に徹するあまりに95%問題をとれなかったという印象が強く残ったのが原因
↑
正しい理解だと思います。
>自分にとって苦手、或いは理解が異なりボリューム層と異なる解き方をしているのではないか?
↑
これは不同意です。
多浪生など一部の例外の人を除いて当てはまらないと思います。
そもそも正答率が95%を超える問題は得意分野とか苦手分野とか以前の議論で解けるべきです。
あとは、正答率はあくまで当時の受験生のものであることに注意が必要です。
たとえば昨年の国試で正答率が10%とむちゃくちゃ低かった問題だったとしても、medu4をはじめ、各社予備校がこの1年間力を入れて全国の受験生に対策を発信すれば、今年の国試受験生の正答率は90%を超えるでしょう。
一方、10年前の受験生にとって正答率が90%を超えた問題であったとしても、各テキスト類での掲載がなければ今年の受験生にとっては初めて解く問題になるわけでプール問題でもない限り、正答率は低く出ます。
つまり、出題当時の正答率と今の私達の正答率は微妙にずれるわけで、この値はあくまで1つの目安として参考にすべきです。
丁寧な解説をしていただきありがとうございます。
国家試験まであと2週間、95%以上の問題は確実にしていきますね!
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