解決済 101G41 11.産婦人科

奇形腫について

a 未熟奇形腫と e 成熟嚢胞性奇形腫の悪性転化、の違いや鑑別ポイントを教えてください。

回答1件

  • 未熟奇形腫は、胎芽期のような未熟な組織からなる腫瘍です。

    これに対して成熟奇形腫は成熟した組織からなる腫瘍です。そして成熟した成分の一部が悪性となるのが「悪性転化」です。

    この症例では、まず毛髪塊があることから成熟した組織が含まれています。そしてSCCが上昇していることから悪性転化(扁平上皮癌)が疑われます。

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  • 問題参照 101G41

    60歳の女性。子宮癌検診で骨盤内の腫瘤を指摘され来院した。内診では付属器に可動性良好な新生児頭大の腫瘤を触知する。腫瘍マーカーはCA19-9 650U/mL(基準37以下)、CA125 45U/mL(基準35以下)、SCC 8.6ng/mL(基準1.5以下)。経腟超音波検査では最大径12cmの嚢胞性腫瘍で、一部に充実部分と毛髪塊とを認める。
    最も考えられるのはどれか。
    • a 未熟奇形腫
    • b 卵黄嚢腫瘍
    • c 転移性卵巣腫瘍
    • d 未分化胚細胞腫
    • e 成熟嚢胞性奇形腫の悪性転化
  • 関連トピック

    なし