解決済 111I23 11.産婦人科

絨毛膜羊膜炎の治療について

お忙しいところ失礼いたします。
国家試験111I-23において、産科異常とその処置の組み合わせで正しいものを選ぶ問題で、(e)絨毛膜羊膜炎ー副腎皮質ステロイド が誤答選択肢であることが疑問に思えます。絨毛膜羊膜炎は早産のリスクファクターであり、妊娠を継続できる状況では抗菌薬で感染に対応しながら、副腎皮質ステロイドで胎児の肺成熟を促すと思うのですが、誤答であると言える理由がわかりましたら教えていただきたいです。

回答2件

  • 仰る通り、妊娠34週未満の絨毛膜羊膜炎では、1週間以内に分娩が予測される場合に副腎皮質ステロイドを積極的に使用します。
    ただし、以下の2点から正解とはならないのではないでしょうか。
    ・副腎皮質ステロイドは絨毛膜羊膜炎に対する治療ではなく、胎児の肺成熟の促進や頭蓋内出血の減少のための治療であること
    ・絨毛膜羊膜炎に対する治療の主体は抗菌薬であり、副腎皮質ステロイドは絨毛膜羊膜炎全例に投与する訳ではないということ

    ここまで深く考えずに、bが100%正答選択肢であること、感染にステロイドは逆効果(もちろん、CAMや肺炎球菌による髄膜炎など、色々例外はあります)ということから答えを導き出して欲しい、というのがHZM先生の考えかもしれませんね。

    • 分かりやすい説明をありがとうございます。
      たしかに、副腎皮質ステロイドは早産が予測された場合に投与するものですよね。絨毛膜羊膜炎の直接的な治療としては抗菌薬を考えるべきですね。

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  • 問題参照 111I23

    産科異常と処置の組合せで正しいのはどれか。

    • a 横 位 --------- 分娩誘発
    • b 子宮破裂 --------- 開腹手術
    • c 頸管裂傷 --------- 頸管縫縮術
    • d 弛緩出血 --------- β2刺激薬投与
    • e 絨毛膜羊膜炎 --------- 副腎皮質ステロイド投与
  • 関連トピック

    なし